お手本・数字・情報の取捨選択(と宣伝)
お風呂場でアロマキャンドルを焚きながらヒーリング音楽を聴けば、疲れもふっとぶのでは?と思いさっそく実践。
………結果、湿気で全く火がつきませんでした。給湯器の光で我慢しましたが、目をつむればちょうどいい光加減。真っ暗な中、光にあてられた湯気に見とれていたら15分もあっという間です。おススメ。
子育て不安はロールモデルの少なさから?
ここ最近相談員をしていてひしひしと感じるのは、お母さんたちが自分の子供の成長と発達についてとても不安を感じていること。特にまだ保育園に入っていない子。子供同士を比較するのは好ましくありませんが、ある程度「何歳くらいまでに○○できるといいんだな~」という基準というか、お手本がないと不安になりますよね。私が学生の時から、単独世帯が増え子供と接する機会がないことで育児のロールモデルがないまま育児をスタートしている、と言われていました。
数字って強い
でも、お手本がありすぎるのも悩みの種。つい先日、看護職の友人から「新生児で4時間も寝る子っているの?」「1日の体重が20gちょっとだけど大丈夫なの?(母乳外来受診済み)」と聞かれて、いるよ~大丈夫だよ~と答えたばかり。要は誰でも数字に囚われやすいのです。
医療においても数字は色々決める基準になるし、物事に統一性を持たせるためには欠かせません。でもあくまで基準であって、そこに
・問診(家での赤ちゃん・お母さんの様子、サポート状況など)
・視診(赤ちゃんの排泄状況、赤ちゃん・お母さんの様子、乳房の状態等)
・触診(赤ちゃんの皮膚の状態、乳房の状態など)
といった診察の要素を含めて今後の方針を考えていくわけです。
(カッコ内は母乳外来の場合。もっと色々診るけどパッと出てきた分だけ。)
病院によっても基準が違うので、受診した病院と違うところの人に聞くとまた違う答えがあったりするのですが…(ちなみにユニセフ的には18g/日増がMin。本当に本当に最低限ですけどね。)
前述した友人は電話越しでしか話せなかったので、乳房の状態も本人の感覚やこれまでの授乳状況を聞いた上での大丈夫だよ~です。母乳育児外来で実際に赤ちゃんが飲む様子や乳房の状態を見ているスタッフが一番よくわかっているので、私もその方を信じます。
とにかく赤ちゃんが脱水状態に陥っていたり、活気がなくなっていなければ、大丈夫です。たまに低血糖を心配される方もいらっしゃいますが、低血糖になる前に活気がなくなります。ネットである程度は専門性の高い情報も得られますが、ごくごく一般的、教科書的な情報もあれば、極端な例も目に入るので知れば知るほど良いというものではなさそう。情報の取捨選択が大切です。
…といっても、やっぱりお手本がないと正常な赤ちゃんの状態を判断するのは難しいので、心配になったら相談!で全然大丈夫です。そのために周産期スタッフはいます。ぜひ自分の一番相談しやすい専門家に相談してみてくださいね。
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